事例のご紹介
事業失敗、競売開始決定通知からの再出発 神奈川県厚木市
神奈川県厚木市在住 Sさん 58歳 自営業
妻Kさん 子供1人 住宅ローン残債 5000万円
ご相談の内容
神奈川県厚木市内の自宅でクリーニング店を営んでいたSさん。近くにクリーニング店が併設された大型スーパーが出来てからは売上が激減、経営は一気に苦しくなりました。
そんな中、地主でアパート経営をされていたお父さまが他界されました。Sさんは本厚木駅にほど近い場所のアパートを相続しました。そこでSさんはアパートと自宅を担保に4,000万円を借り、人通りの多い厚木駅前で土地を取得し、新たにクリーニング店をオープンさせることにしました。
しかし、新店の売上は予想以上に厳しく、運転資金も底を尽きだしました。なんとか経営が軌道に乗るまでと、自宅を担保に運転資金をノンバンクより借入れました。しかしその後も両店とも売上は回復せず支払いを滞納することに・・・
自宅と駅前の新店、相続したアパートの競売開始決定通知書が送られてきたと弊社にご相談いただきました。
解決方法
Sさんの物件を詳しく査定すると債務超過にはなっておらず、全ての物件を売却することで全額返済できる事が分かりました。しかし、Sさんのご希望は自宅のリースバック。
そこで立地が良く高値での売却が予想されるアパートと駅前の新店は一般に販売することに。自宅兼店舗は残債金額(市場価格よりも安く)で会社員として働いているご長女が購入する事になりました。アパートと駅前の新店は購入希望者が複数おり、少しでも高く売却できるように入札方式とし、当初査定金額よりも12%高い金額で売却できました。
現在は娘さんに家賃を払いながら自宅でクリーニング店を続けているSさん。弊社の相談担当がご提案したクリーニング品を宅配する「宅配クリーニング」のサービスを開始したところ、売上は以前の3割増になったそうです。
「早く娘から家を買い戻せるように仕事を頑張ります。」
と心強いお言葉をいただきました。
相続財産は無くなってしまいましたが、自宅だけでも守ることが出来て良かったです。任意売却後は仕事も順調になり安心しました。
親切・丁寧な対応をモットーとしております。どうぞお気軽にご相談ください。