解決事例

事例のご紹介

主人がガン、住宅ローンが払えない 東京都足立区

東京都足立区在住 Tさん 51歳 元会社員

妻Mさんと子供2人  マンション 住宅ローン残債3100万円

ご相談の内容

今回の奥様からのご相談は、ご主人が胃ガンになられてしまったというご相談です。
数年前に急に吐血して倒れて緊急入院、その後長期入院生活が続き仕事も思うように行けなくなってしまいました。
医療保険にも入っておらず高額な医療費のために貯蓄を切り崩しての生活となってしまいました。
奥様はアルバイトを掛け持ちしながら家計を助けておられました。
お子様の面倒を見ながらの家庭とアルバイトの両立はかなりしんどかったそうです。しかし『闘病生活でやせ細っていく主人を見てると、負けてなるものか、主人も頑張っているんだから、私の事なんてそれに比べたら大したことはない』とご自身を励ましていたそうです。
でも現実は甘くなく生活費も足りなくなり、だんだんと住宅ローンも滞納するようになってしまいました。
もうこれ以上どうして良いのか分からなくなられて当社にご相談に来られました。

解決方法

金融機関からの督促状や催告書など、沢山の通知をお持ちになってご相談に来られました。目に大粒の涙をためて
『主人がこのままいなくなったらどうしょう』
『わたし一人で借金を払いながら子供との生活をしていくのはしんどい』
『もうどうすればいいんですか?』
と本当に辛そうでした。
まずは、奥さんを励ましながら、今後の方向性を具体的にしっかりお話させていただきました。
だんだんと落ち着いてお話ができるようになって来たので、任意売却の内容をお話して、専属専任媒介にサインをいただきました。
これからが正念場ですが、債権者との販売価格の取り決めとなりますが、なるべく高い価格で販売したい気持ちはありますが、しかし実勢価格からかけ離れた販売価格では売れる物件でも時間がかかり、売れなかったりします。
たしかに今回の物件は築根数も新しく手入れの行き届いた物件ではありますが、市場にあった価格設定がとても大切です。
幸いなことにご理解ある債権者で納得できる価格設定で販売活動スタートとなりました。
考えていた通りその後買主もすぐに見つかり無事契約成立となりました。
通常、築年数が新しいと住宅ローンの残債も多く残っていることがほとんどです。
その場合、債権者は引越し費用の控除を認めてくれることはなかなかありません。
しかし今回は、なぜ住宅ローンが支払えなくなったのか、その原因となったご主人さんの病気の内容とこれまでの辛い闘病生活、そういったことを考慮していただき、なんと引越し費用を認めていただけました。
新しく新居も決まり、ご主人も手術も無事成功してご自宅で療養しながら通院する生活まで回復しました。
ご主人も奥さんに会うと
『本当に苦労かけてごめん』と涙ながらにあやまり、
奥さんも『おかえりなさい!またみんなでがんがろうね』と涙されていました。
お子様2人もご主人に思いっきり抱きつき
『パパおかえり』
『パパ良かったね』
そんな心あたたまる光景を目のあたりにして、わたしも思わずもらい泣きしてしまいました。
今回は最初から涙、涙、涙です。
でも『雨降って地固まる』との言葉もあります。
これから幸多き日がたくさん来ることを心からお祈りいたします。

 

 

 

 

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