解決事例

事例のご紹介

リースバックで子供の卒業まで住みたい 東京都世田谷区

東京都世田谷区在住 Nさん  会社員

妻と子供2人暮らし   戸建て住宅

ご相談の内容

東京都世田谷区で、家族4人でお住いだったN様は、お勤めされていた会社の業績の悪化からお給料が下がってしまいました。
しかも残業代やボーナスもカットとなり、その影響から住宅ローンの支払いが厳しい状況になってしまいました。
それでも何とか遅れ遅れではありますが、住宅ローンの支払いを続けていたそうですが、家族4人の生活では住宅ローン以外の支払いも沢山あります。
お子様二人の塾にかかる費用など出費は沢山あります。頑張っても限界があります。とうとう住宅ローンの返済が数か月滞ってしまいました。
銀行から返済を促すさまざまな通知が毎日のように届くようになり、事情を話すためにすぐに銀行にも相談に行ったそうです。
しかし返済を待ってもらえる訳はなく、その後しばらくして金融機関から代位弁済の通知が届きました。
銀行に連絡しても『規定どうりのことをしたまで』と取り合ってはいただけなかったようで、このままでは競売になってご自宅が無くなってしまう。
『せめて子供の学校の卒業までは自宅に住み続けられないか』と当社にご相談に来られました。

解決方法

お話を聞いたところ、当社に来られる前に他の不動産会社に任意売却のご相談に行かれたそうです。
しかし任意売却では自宅に住み続けるのは無理と断られたそうです。
お子様の学校の関係から、『せめて子供が学校を卒業するまでは今の家にどうしても住み続けたい』との強いご希望からリースバックのご提案をいたしました。
お子様が学校を卒業するまでは、あと2年とのことから2年間だけのリースバック契約ができる投資家を探すことにしました。
しかも月々のリースバックにかかる、毎月の賃料をなるべく低く設定した契約内容をご理解いただける投資家の方です。
ただ現在、ご自宅は代位弁済も終わりいつ競売の申し立てをされてもおかしくない状況です。
まずは当社から債権者へ連絡をとり事情をしっかり話し、競売の申し立てを待っていただけるように交渉いたしました。
債権者の任意売却への同意も取れ、早速Nさんの支払い条件にあうリースバック契約に応じていただける投資家を探しました。
幸いすぐに条件に合う投資家も見つかり投資家に一旦売却したうえでNさんと2年間の賃貸契約を結ぶ契約を行いました。
2年後の引越しにかかる費用も捻出できる契約となり、Nさんのご希望通りお子様が卒業するまではご家族でそのままご自宅に住み続ける事が可能となりました。
ご自宅は残念ながら、いずれ失う結果となってしまいますが、Nさんの『子供達には迷惑をかけたくない』との思いが少しでも実現できて本当に良かったと思います。

コメント

リースバックでご自宅に住み続けたいとの希望は、ここ最近かなり増えています。
確かに売却したご自宅にそのまま賃貸を支払い住み続けることができる事から、引っ越しの必要もなく引っ越し費用なども使わずに済みます。
またお子様の転校に悩む必要もありません。しかも不動産にかかる固定資産税や都市計画税の支払いもなくなり、場合によっては一旦売却した不動産を将来的に買戻すことも可能になります。
しかし、購入する投資家などは利回りを考えて購入します。その利回りが毎月の家賃(賃料)として金額設定されます。物件の立地条件によっては、リース料(賃料)が住宅ローンの支払いより高額になる場合もあります。
またリースバック(セール&リースバック)での賃貸借契約の契約は定期借家契約が一般的です。通常の場合の契約期間は2年間程度です。
最近は毎月の賃料(リース料)を遅れないで支払いをしていれば、永遠に住むこともできるようになりました。ただし諸条件があり新オーナー(購入者)が認めてくれなければ、永遠に住むことはできません。もちろん買戻しもできない場合もあります。
そのような理由からリースバックを希望しても、なかなか条件が合わないて、断念する場合が多くあります。
リースバックを成功する鍵は売却後の賃料支払い計画や、将来に向けた契約条件に合う投資家探しが、もっとも大切になって来くると思います。

 

 

 

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