事例のご紹介
リースバックで自宅を守る 東京都杉並区
東京都杉並区在住 Sさん 61才
妻子供1人 住宅ローン残債1450万円
ご相談内容
東京都杉並区に在住のSさんは、38歳の時に住宅ローンを組んで自宅マンションを購入しました。勤めている会社を定年した時には、住宅ローンが完済できるような計画を立てていました。
頭金は2割、返済期間は22年、固定金利で住宅ローンを契約しました。
しかしその5年後に勤めていた会社が倒産してしまいました。
新しい就職先はすぐ見つかりましたが、給料は以前に比べて30%ほど少なくなってしまいました。
それからは毎月の住宅ローンの返済もかなり苦しくなり、銀行に事情を話して相談したところ、毎月の返済金額を下げる条件の見直しをしていただく事ができました。
しかし毎月の返済は楽になりましたが、返済期間が長くなりSさんが定年した後も住宅ローンが残る結果となってしまいました。
解決方法
現在Sさんの住宅ローンは3ヶ月の滞納状態、マンションの管理費と修繕積立金も約50万円滞納していました。
当初Sさんの希望は親子間売買での売却を希望されていました。
しかし息子さんは現在大学4年生で住宅ローンを組むにはまだ早すぎます。
そのため、投資家へ任意売却で一旦は売却して、投資家とのリースバック契約でそのままご自宅には住み続けることができる契約方法をご提案いたしました。
契約内容にはご自宅を3年後には息子さんが買い戻すことができる様な買戻し特約を盛り込みました。
当初『このまま支払いが遅れて競売になって住むことはできなくなる』とSさんは毎日悩んでいたそうです。
投資家の方のお陰で自宅を守ることができて本当に良かったとお話されていました。契約も無事終わり、ずーと暗い表情をされていたSさんが笑顔で『ありがとう』と言っていただけました。
コメント
リースバックでご自宅に住み続けたいとの希望は、ここ最近かなり増えています。
確かに売却したご自宅にそのまま賃貸を支払い住み続けることができる事から、引っ越しの必要もなく引っ越し費用なども使わずに済みます。
またお子様の転校に悩む必要もありません。しかも不動産にかかる固定資産税や都市計画税の支払いもなくなり、場合によっては一旦売却した不動産を将来的に買戻すことも可能になります。
しかし、購入する投資家などは利回りを考えて購入します。その利回りが毎月の家賃(賃料)として金額設定されます。物件の立地条件によっては、リース料(賃料)が住宅ローンの支払いより高額になる場合もあります。
またリースバック(セール&リースバック)での賃貸借契約の契約は定期借家契約が一般的です。通常の場合の契約期間は2年間程度です。
最近は毎月の賃料(リース料)を遅れないで支払いをしていれば、永遠に住むこともできるようになりました。
ただし諸条件があり新オーナー(購入者)が認めてくれなければ、永遠に住むことはできません。もちろん買戻しもできない場合もあります。
そのような理由からリースバックを希望しても、なかなか条件が合わないて、断念する場合が多くあります。
リースバックを成功する鍵は売却後の賃料支払い計画や、将来に向けた契約条件に合う投資家探しが、もっとも大切になって来くると思います。